5月初旬頃より煎茶、そして中旬より玉露・碾茶(抹茶用)の茶摘みが始まります。この年の最初の茶を新茶(または一番茶)と呼び、味、香りともに最高といわれています。その後、人とテクノロジーの両面から追求して、茶の個性をそれぞれ生かした製茶を行い、最良の品質の宇治茶を提供しております。

松北園の「お茶の安全性」への取り組みについて

松北園では、お客様が口にされるお茶の安全性を確保するため、全社を挙げて取り組んでいます。その一端をご紹介します。

1)ISO22000スタンダード

弊社は食品の安全管理の規格、ISO22000に則った工場運営を行い、商品を生産しています。社内に、商品の安全管理を優先するため、経営者から独立した従業員だけで構成される「食品安全管理チーム」を設け、お客様に届く商品の安全性が確保されるよう努めています。

2)農家との連携

お茶は畑で栽培される農業生産物です。茶畑で栽培され、摘み取られた茶葉は、農家の手により「荒茶」に加工されます。その茶葉を加工し、お客様にお届けするのが当園の役目ですが、農家と連携が図られなければ商品の安全性を確保することは不可能です。松北園に荒茶を直接納入する農家はもとより、JA全農とも積極的に連携して、より安全性の高い茶の生産に取り組んでおります。その一環として毎年、生産地各地で行われる生産者の講習会に講師を派遣して、安心安全なお茶づくりを積極的に応援しています。

3)農薬の残留について

弊社では農薬防除および施肥の記録のある「栽培記録」のある茶葉しか仕入れません。防除記録を確かめ、法律に則った基準での栽培がなされているかを確認しています。その上で毎年、茶期毎、茶種毎に残留農薬の分析を行い、ポジティブリスト制度*の基準に則っていることを確かめています。ポジティブ制度発足以前の2004年より同検査を行っておりますが、法定基準を超える残留農薬が検出されたことは一度もございません。どうぞ、安心してお召し上がりください。
*「食品衛生法などの一部を改正する法律」(平成15年法律第55号、平成15年5月30日公布)により制定され、国際基準などを元に設定された「残留農薬」を超えて残留する食品流通を禁止。

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