人に煎れていただいたお茶が美味しかった。といった事はありませんか?
忙しい現代、お茶の美味しい煎れ方を学んでいただく機会はなかなかありません。絶対的なお茶の煎れ方があるわけではありませんが、ここではまず標準的なお茶の煎れ方と、カジュアルに楽しむお茶の煎れ方をご紹介します。

お茶の煎れ方(前準備編)

前準備1 水とお湯の温度が大切

お茶は水が大事です。天然水や軟水のミネラルウォーターを使用するのが理想ですが、毎日の事となるとそうもいきません。そこで、水道水で美味しくいれるコツをご紹介します。(ヨーロッパなどのミネラルウォーターの中には硬水があります お茶に使用するのはタブーです)
まず、水道水に含まれる塩素のカルキ臭を取り除くことが必要。水をできれば1〜2時間の汲み置きをする。やかんのフタを取って2〜3分必ず沸騰させる。電気ポットで沸かす場合は再沸騰を繰り返す。お茶に応じた適温にして使用するのがポイントです。

前準備2 お茶の種類によって茶器を変える

お茶の種類によって茶器を使い分けることが大事です。玉露は小ぶりの茶器を、煎茶はやや小ぶりの器で、深蒸し(ふかむし)煎茶は急須もこまかい網目の付いたものをご使用ください。柳(川柳)や焙じ茶は大き目の土瓶、そして持った手になるべく熱さが伝わりにくい厚手の陶器製湯呑みなどで頂くと、ほのぼのとした温かさがいっそう伝わります。

煎茶用茶器

やや小ぶりの煎茶用茶器

玉露用茶器

小ぶりの玉露用茶器

急須

深蒸し用に網目の付いた
急須

厚手の湯呑み

焙じ茶用には大ぶりで
厚手の湯呑み

厚手の茶器

柳や玄米茶の
やや厚手の茶器

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