人に煎れていただいたお茶が美味しかった。といった事はありませんか?
忙しい現代、お茶の美味しい煎れ方を学んでいただく機会はなかなかありません。絶対的なお茶の煎れ方があるわけではありませんが、ここではまず標準的なお茶の煎れ方と、カジュアルに楽しむお茶の煎れ方をご紹介します。
一日の節目にいただく宇治茶の味。煎茶や玉露もいいけれど、ときには趣向を変えてお抹茶を味わってみるのはいかがでしょうか。作法をむずかしく考える必要はなく、いつでも、自由な方法で点ててください。おいしくいただくための最低限のルールさえ守れば、あとはわが家なりのアレンジでOK。そうすれば、本当にお茶のある暮らしがより豊かなものになるはずです。もともと抹茶はビタミン豊富でミネラルたっぷりの健康食品。健康的で明るい暮らしのためにも、抹茶にもっともっと親しんでみてください。
●準備するものはお抹茶、抹茶碗(なければ代用する茶碗)、茶せん、できれば茶しゃくもあれば便利です。
1. 茶碗にお湯を注ぎ、あらかじめ温めておきます。
2. 茶碗のお湯をすて、抹茶を茶しゃく二杯ほど入れます。
3. 約80度のお湯を80cc、静かに注ぎます。
4. 茶せんで抹茶の固まりをほぐすようにしてから、茶筅を前後に動かし素早く混ぜます。
5. 細かい泡が全体に立ってきたら茶せんを止めて平仮名の「の」の字を描くように茶せんを引きあげます。
6. 茶碗を左の手の平に乗せていただきます。
(お客に差し出す場合は2回まわして茶碗の正面をお客に向ける)
抹茶碗と茶筅を用意出来ないときは、こんな楽しみ方はいかがでしょうか?
密閉性のあるシェーカーなどで、手軽においしく抹茶を作ることもできます。基本的には、冷水または適温のお湯と抹茶を容器に入れて、振って混ぜるだけです。さらにちょっとしたアイデアで抹茶の世界が広がります。
しっかり固定してください
左手の中指とくすり指をボディの底に回し、親指でストレーナーを押さえ、人差し指と小指でボディをはさみます。
手のひらがシェーカーに密着しないように注意して振ります。
右手の親指でシェーカーのトップを押えてください。
右手のくすり指と小指のあいだにボディをはさみ、中指、人さし指はボディに添える程度に支えます。