人に煎れていただいたお茶が美味しかった。といった事はありませんか?
忙しい現代、お茶の美味しい煎れ方を学んでいただく機会はなかなかありません。絶対的なお茶の煎れ方があるわけではありませんが、ここではまず標準的なお茶の煎れ方と、カジュアルに楽しむお茶の煎れ方をご紹介します。
食事時などカジュアルに楽しめるお茶の煎れ方もご紹介します。土瓶や大ぶりの急須を使い、熱めのお湯で煎れたお茶は、少し渋味の効いたさっぱりとした香味がお楽しみいただけます。
通過するだけの茶こしでは味が薄くなります
3人分であれば3杯です
使用する湯呑み(大ぶりの茶碗やマグカップなど)で、ポットから量を計りながら湯を入れ、湯ざましせずに茶器に入れます。
(3人分であれば3杯)
お湯をかけて15秒前後で茶葉が緩み始めたら煎れごろです。茶碗に均等に注ぎ分けて最後まで絞ります。
(侵出後の茶葉を観察して、葉が開ききっていたら遅過ぎです。
待ちすぎるとお茶の雑味がひどくなります)
茶葉が緩み始めが煎れごろ
開きすぎは雑味の原因です
一煎目を出し終わったあと、急須の中の茶葉をご覧ください。もし、茶葉が開ききっていたら抽出時間が長すぎです。長すぎると、旨味が出たあとに渋味まで必要以上に出てしまっていますのでご注意ください。
新しい茶葉を入れるとき古い茶葉は必ず捨ててください。つぎ足しをすると、新しい茶葉の旨味が古い茶葉にとられます。
急須の中に一滴も残さないようにしっかりと絞りきってください。そのほうが二煎目三煎目も美味しくただけます。
まだ飲めるからもったいないと思わず、時間がたった茶葉は捨ててください。
お茶は他のものの匂いがつきやすいため、保存には充分な注意が必用です。未開封の状態では冷凍庫に保存し、取り出すときは常温になじませてから開封します。開封後、茶缶等の保存容器できっちり保存し冷蔵庫で保存してください。